
ビルメンテナンスは未経験でも働けるのか不安に思う人は多いと思います。
私自身も未経験からビルメン業界に入りましたが、最初は分からないことばかりでした。
しかし実際に働いてみると、未経験でも成長できる仕事だと感じました。
未経験でもビルメンは大丈夫
ビルメンテナンスは未経験者が入社しても大丈夫です。
正直、どんな人が来てもやっていける仕事だと思います。
私も未経験で入社した当初はかなり緊張していました。
しかし、実際に働いてみると様々な設備を見ることができ、徐々に楽しくなってきました。
例えば以下のような設備です。
- 吸収式冷温水発生器
- 受水槽
- キュービクル
- 空調設備
- 電気設備
これらの設備がどのように建物を運用し、快適な空間を作っているか理解できたとき、この仕事にやりがいを感じるようになりました。
日常巡回は最初が一番大変
未経験者が最初に苦労するのが巡回点検です。
巡回ルートを覚えるのが難しく、私も最初は道に迷うことがありました。
しかし慣れてくると以下のような点を確認できるようになります。
- 蛍光灯の球切れ確認
- 壁の傷の確認
- 扉の開閉時の異音確認
- ドアクローザーの油漏れ確認
- 室内温度の確認
さらに経験を積むと、巡回後に監視モニターを使用して空調温度の調整もできるようになります。
修繕業務は最初はきついが慣れる
ビルメンテナンス業務の中でも最初に難しく感じるのが修繕業務です。
未経験者は最初、上司と一緒に作業を行い、目で見て覚えていきます。
球交換などはすぐに慣れますが、以下の作業は最初難しく感じました。
- ドアクローザー交換
- 自動水栓カートリッジ交換
- 軽微な補修作業
しかし実際は、説明書を読むかGoogleで検索すれば対応できるケースが多いです。
私の上司の話ですが、ホテル現場で未経験なのに「壁の穴を補修しておいて」と言われたことがあったそうです。
その時はYouTubeで検索して対応できたと言っていました。
このように、スマホを活用することで未経験でも対応できる場面は多いです。
もし分からない場合は、上司に相談して一緒に修繕することが大切です。
中途半端に対応すると再度修繕依頼が来て二度手間になるからです。
月次点検で未経験でも活躍できる
月次点検とは、空調設備・衛生設備・電気設備が正常に動いているか確認する点検です。
例えば空調設備では以下を確認します。
- ファンの動作確認
- 電流値の確認
- 外観の傷や錆確認
- ドレントラップ詰まり確認
未経験の頃、月次点検でファンから異音がしているのに気付いたことがありました。
どうすればいいか分からなかったため、先輩に報告したところ、ベアリングから異音が出ていることが判明しました。
その時は「よく気づいた」と褒められた経験があります。
ビルメン業界は年齢層が高く、耳が遠い人もいるため、若い人が活躍できる場面もあります。
未経験のうちは異常かどうか判断できないことも多いですが、迷ったら上司に相談することが重要です。
報告・連絡・相談をしっかり行うことが未経験者にとって一番大切です。
監視モニターの監視
ビルメンテナンスの現場では、多くの場合監視モニターがあります。
最初は操作方法が分からず戸惑うこともありますが、上司に教えてもらうことで徐々に理解できるようになります。
例えば以下のような内容を確認します。
- 吸収式冷温水発生器の運転状況
- 空調設備の運転状態
- 温度の確認
- 設備の異常表示
特に重要なのが空調のスケジュール設定です。
最初は設定ミスをすることもありますが、上司に指摘された内容をメモしておくことで次に活かすことができます。
監視モニターの操作は慣れるまで時間がかかりますが、経験を積むことで一人でも対応できるようになります。
警報が発報したときの対応
ビルメンテナンスの現場では防災盤があり、突然警報が鳴ることがあります。
音も大きく、最初は驚くことが多いです。
未経験のうちは、まず上司の後ろについていき、対応方法を学ぶことが大切です。
また、監視モニターから設備異常が表示されることもあります。
- 漏電警報
- 空調異常
- 温度異常
- 設備停止警報
警報が発報したときは、設備の仕組みを学べるチャンスです。
上司がどのように対応しているかを見ることが重要です。
将来一人現場になった場合に備えて、待機時間中に日報を読み、過去のトラブル対応を確認しておくことも大切です。
警報対応は経験が重要な業務のため、未経験のうちから積極的に学ぶことが成長につながります。
未経験者が最初に覚えること
未経験でビルメンに入社した場合、最初に覚えておくと良いことがあります。
これらを覚えることで仕事がスムーズになり、現場にも早く慣れることができます。
工具の名前を覚える
ビルメンテナンスでは工具を使う場面が多くあります。
例えば以下のような工具です。
- 六角レンチ
- ウォーターポンププライヤー
- リーマ
- メガネレンチ
- アンギラ
現場では「六角持ってきて」「アンギラ取って」などと言われることがあります。
そのため、工具の名前を覚えておくことは大切です。
覚えるのが難しい場合は、第二種電気工事士や消防設備士の勉強をすると自然に工具の名前を覚えることができます。
測定機器の使い方
ビルメンテナンスでは電気測定器を使用することがあります。
- クランプメーター
- テスター
- メガー
これらの測定機器の使い方を覚えることで、点検業務がスムーズに行えるようになります。
パソコンの基礎スキル
ビルメンテナンスではパソコン作業もあります。
- Excel入力
- Word入力
- 点検表の作成
- 報告書作成
基本的な入力作業ができるようになっておくと仕事が楽になります。
職場の会話に入る
職場の人間関係も大切です。
職場の仲間がどのような話をしているか聞き、その話題を調べておくと会話に入りやすくなります。
普段からコミュニケーションを取っておくことで、困ったときに助けてもらいやすくなります。
ビルメンテナンスはチームで働く場面もあるため、話しやすい関係を作っておくことは重要です。
未経験でも失敗できる
未経験でビルメンに入社すると、最初は失敗することもあります。
しかし、ビルメンテナンスは未経験者でも成長できる環境のため、失敗しながら覚えていくことができます。
私も未経験の頃、修繕作業で失敗した経験があります。
トイレのピストンバルブを交換しようとしたとき、蓋が固く閉まっていたため、モンキーレンチで力を入れて開けようとしました。
しかし力任せに回してしまい、配管を折ってしまいメーカーを呼ぶことになりました。
その時はかなり落ち込みましたが、上司からは次のように教えてもらいました。
- 力任せに回さない
- 徐々に力をかける
- 固い場合は無理をしない
- 迷ったら相談する
優しく教えてもらい、失敗も経験の一つだと感じることができました。
ビルメンテナンスの仕事は、未経験のうちは分からないことが多く、失敗することもあります。
しかし、その経験を次に活かすことで成長することができます。
大切なことは、失敗したときに一人で抱え込まず、上司に相談することです。
そうすることでトラブルも最小限に抑えることができます。
未経験者が最初に持っておくといいもの
未経験でビルメンテナンスに入社した場合、最初に持っておくと便利なものがあります。
これらを準備しておくことで、作業や教育がスムーズに進みます。
メモ帳
未経験のうちは覚えることが多いため、メモ帳は必須です。
巡回ルート、設備の場所、操作方法などを記録しておくと役に立ちます。
マイナスドライバー
端子の締め付けや軽微な作業で使用する機会が多い工具です。
1本持っておくと様々な場面で使えます。
プラスドライバー
機器のカバー取り外しや簡単な修繕で使用します。
マイナスドライバーとセットで持っておくと便利です。
テスター
電圧確認や導通確認で使用します。
電気設備の点検では使用する機会が多い測定器です。
検電器
通電の有無を確認するために使用します。
安全確認のためにも持っておくと安心です。
これらは未経験者でも比較的使いやすく、最初に準備しておくと仕事がしやすくなります。
ビルメンは未経験から成長できる
ビルメンテナンスは未経験からでも成長できる仕事です。
日々の巡回点検や修繕業務、月次点検などの仕事を積み重ねることで、自然と実務経験が身についていきます。
さらに資格を取得することで、できる仕事の幅も広がります。
- 第三種電気主任技術者
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
- エネルギー管理士
これらの資格を取得すると、設備の理解が深まり、より専門的な業務に携わることができます。
また、資格手当が支給されたり、責任あるポジションを任されたりすることもあります。
私自身も未経験からスタートし、現場経験を積みながら設備の知識を身につけていきました。
最初は分からないことばかりでしたが、少しずつできることが増えていき、成長を実感することができました。
ビルメンテナンスは、未経験からでも実務経験と資格取得によってキャリアアップできる仕事です。
設備関係の仕事に興味がある人にはおすすめの職種です。