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病院ビルメンはきつい?3ヶ月働いた仕事内容・大変さ・メリットを体験ベースで解説

ビルメン業界では「商業施設・ホテル・病院」が3大激務現場と言われることがあります。この記事では、その中でも特に負担が大きいと言われがちな病院ビルメン(病院の設備管理)について、私が約3ヶ月現場に入った経験をベースに、仕事内容・ルーティン・実際の修繕対応・大変だった点・メリットをまとめます。

※この記事は個人の経験と、ホテルビルメン経験のある上司から聞いた内容を含みます。病院の規模、委託範囲(常駐/巡回)、シフト体制により実態は変わります。

1. はじめに(病院ビルメンの特徴)

病院ビルメンは、病院内の電気・空調・給排水・ボイラー・消防・医療ガスなどの設備を管理し、トラブル時は一次対応を行う仕事です。

一般的なビルメン現場と比べて病院が「きつい」と言われやすい理由はシンプルで、止めてはいけない設備が多く、さらに建物が広く、トラブルや修繕依頼が発生しやすいからです。

一方で、裏を返すと経験値が非常に貯まりやすい現場でもあります。

この記事は「病院ビルメンの実態を知りたい」「病院現場に応援に行くことになった」「転職で病院常駐が気になっている」という方に向けて、できるだけ具体的に書いていきます。

2. なぜ病院現場に行ったのか

当時、私は官公庁のビルメン現場で勤務していました。ある日マネージャーから「病院現場が人手不足で、宿直応援に行ってほしい」と依頼され、急遽病院現場へ配属されることになりました。

選ばれた理由はシンプルで、2級ボイラー技士第二種電気工事士を持っていたからです。病院は熱源や電気系の設備が強めの現場が多く、資格があると「即戦力」と見られやすいと感じました。

結果的に新しい人員が入るまでの約3ヶ月間、継続して勤務する形になりました。

3. 病院にあった主要設備(設備一覧)

病院は設備の種類が非常に多く、電気・空調・衛生・医療系設備がすべて混在しています。私が入った現場の設備はだいたい次のような構成でした。

・貫流ボイラー:2台
・吸収式冷温水発生器:2台
・空冷チラー:4台
・特高受電設備(22kV 本線・予備電源方式)
・受水槽:1基(加圧給水方式)
・医療ガス設備

「設備が多い=覚えることが多い」なので、最初の壁は設備配置と系統を覚えることでした。特に病院は増築・改修で複雑になりやすく、同じような廊下が続くため、慣れるまでは迷いやすいです。

4. 宿直・日勤のルーティン(タイムスケジュール)

■ 宿直勤務の流れ(24時間)

宿直は、朝8時の朝礼・引き継ぎから始まり、巡回・監視・電話対応・修繕対応・仮眠待機を行う24時間体制の勤務です。ざっくり書くと以下の流れでした。

8:00 朝礼・引き継ぎ
8:30 巡回(ポンプ・熱源・医療ガスなど)
9:00〜12:00 監視・電話対応・小修繕
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜16:00 月次点検・監視・修繕対応
17:00 夕礼
18:00〜20:00 シャワー交代休憩
20:00〜翌6:00 仮眠・防災センター待機(呼び出しあり)
6:00〜8:00 点検・朝礼・引き継ぎ

宿直で一番しんどいのは「夜は何も起きないと楽」ではなく、いつ呼ばれるかわからない状態で仮眠することでした。軽いトラブルでも、病院は「患者さんがいる」ので対応の優先度が上がりやすい印象です。

■ 日勤勤務の流れ

日勤は宿直ほど長くないですが、修繕依頼が固まりやすい時間帯(午前〜夕方)が忙しくなりやすいです。

8:00 朝礼・引き継ぎ
8:30 巡回点検
9:00〜12:00 修繕・待機・業者対応
13:00 月次点検
14:00〜17:00 修繕対応・待機
17:00 夕礼・退勤

5. 実際の修繕対応(リアルな業務例)

病院現場では細かい修繕が非常に多く発生します。私が実際に対応したもの(または頻繁に見かけたもの)を挙げると、次のような内容が多かったです。

・コンセント陥没の修理・交換
・スイッチのバネ故障による交換
・照明球交換(ICUなど時間制限あり)
・引き戸ダンパーの調整・交換
・車椅子のタイヤ空気入れ/パンク修理
・医療用酸素ボンベ交換

特に医療施設では「止めてはいけない設備」が多いため、迅速かつ正確な対応が求められます。例えば照明ひとつでも、場所によっては作業できる時間帯が決まっていることがあります。

また、医療現場は「知らない人が触ると危ない」領域でもあるので、現場のルール(誰がどこまでやるか)を最初に確認しておくのが重要だと感じました。

6. 病院現場の大変なところ(きつい理由)

実際に働いて感じた大変な点は以下です。病院ビルメンが「きつい」と言われる理由は、だいたいこのあたりに集約されると思います。

・病院が広すぎて場所を覚えるのが大変
・医療設備が多く、把握が難しい
・修繕業務の頻度が非常に高い
・緊急対応が多く、落ち着く時間が少ない

特に「どこに何があるのか」を覚えるまでが一番苦労しました。病院は似た通路・似た扉が多いので、最初は地図(フロア図)とセットで覚えるのが近道だと思います。

また、緊急対応が重なると「本来やる予定だった点検が後回し」になり、さらに仕事が積み上がっていく感覚もありました。慣れるまでは優先順位の付け方に悩みやすいと思います。

7. 病院現場のメリット(経験・資格・転職)

一方で、病院現場には大きなメリットもあります。きつい現場の反面、経験が「武器」になりやすいです。

・特高設備がある現場だと、電気主任技術者の実務経験につながる可能性がある
・ボイラー設備でスキルアップしやすい
・電気工事の経験が積める(軽微な修繕を含む)
・転職時のアピール材料になりやすい
・どの現場でも通用する実務力が身につきやすい

特に資格面では、電気・ボイラー・設備の実務経験を同時に積みやすく、キャリア形成には有利だと感じました。

「次の現場で通用するか不安」という人ほど、病院経験は自信につながりやすいと思います。

8. よくある質問(Q&A)

Q. 病院ビルメンは未経験でもできますか?

現場によりますが、未経験でも入れるケースはあります。ただし病院は設備も広さも特殊なので、最初は覚えることが多く、慣れるまでは大変になりやすいです。未経験の場合は、引き継ぎ資料やフロア図、対応ルール(医療ガス・ICUなど)を早めに押さえるのが重要だと思います。

Q. 病院ビルメンは本当に「きつい」だけですか?

きつい面はありますが、得られる経験値も大きいです。短期間でも「対応力・現場力」が伸びやすく、転職や資格取得のモチベーションにもつながると感じました。

Q. 病院現場で役立つ資格は?

私の経験上は、第二種電気工事士・ボイラー技士は評価されやすかったです。ほかにも、危険物・冷凍機械・消防設備士などは現場の設備構成によって活きる場面が増えると思います(どれが必須かは現場次第です)。

9. まとめ

病院ビルメンは確かに激務と言われる理由があります。建物が広く、医療設備が多く、修繕依頼や緊急対応が重なりやすいため、慣れるまでの負担は大きいと感じました。

ただ、その分だけ得られる経験値も非常に高い現場でした。短期間でも「設備知識」「対応力」「現場力」が大きく伸びるため、転職や資格取得を考える人にとっては貴重な経験になると思います。

これからビルメンを目指す方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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