私はビルメンテナンスの仕事をしています。
設備管理の仕事は、巡回や点検、修繕対応など幅広い業務がありますが、ADHDの特性によって苦労することがあります。
もちろん、人によって症状や特性は違うと思います。しかし、実際に働いている中で「これは大変だな」と感じる場面が何度もありました。
最初は、「自分は仕事ができないのではないか」と悩むこともありました。
ですが、自分なりに対策を考えながら働くことで、以前よりミスを減らせるようになりました。
この記事では、ADHDの私がビルメンの仕事で苦労したことや、実際に行っている対策方法についてまとめています。
目次
〇〇忘れが多い
私は、物忘れや記入忘れをしてしまうことがあります。
ビルメンテナンスの仕事では、巡回や点検を行った後に点検用紙へ記入をすることがあります。
しかし、以前の私は巡回が終わって記録を書いている途中で、お客さんから修繕依頼の電話が掛かってくると、そちらの対応に夢中になってしまい、点検用紙の記入を忘れてしまうことがありました。
後から「あっ、記入していない……」と気づき、かなり焦った経験があります。
現在行っている対策方法
忘れやすい業務については、チェック表を作るようにしました。
- 巡回
- 点検記録
- 鍵の返却
- 報告作業
など、終わったら必ず確認するようにしています。
すると、以前よりミスがかなり減りました。
もちろん時々忘れることはありますが、頻繁にミスをすることは少なくなりました。
上司の顔を伺いすぎて空回りしてしまう
私は、上司の顔色を気にしすぎて、勝手に先回りして仕事をしてしまうことがあります。
「この仕事をやっておかないと怒られるかもしれない」
そんなふうに考えてしまい、確認せずに動いてしまうことがありました。
以前、上司が会社へ提出する業務報告書関係で忙しそうにしていた時のことです。
私は、「何も手伝わなかったら怒られるかもしれない」と不安になり、内容をよく理解していないまま勝手に書類を作成して提出してしまいました。
しかし、結果は間違いだらけでした。
当然、上司から注意を受けてしまいました。
現在行っている対策方法
現在は、わからない仕事を勝手に進めず、事前確認をするようにしています。
- どこまで対応したらいいか確認する
- 提出前に確認してもらう
- 途中経過を正直に報告する
このようにしたことで、以前より注意されることが減りました。
現在では補助業務という形で上司をサポートすることで、「助かる」と言われることも増えました。
最初は頑張れるが途中で集中力が切れてしまう
私は、最初はやる気を出して頑張れるのですが、途中から集中力が切れてしまうことがあります。
以前、空調機の冷暖切替のマニュアル書を作成していた時のことです。
最初は「しっかり作ろう」と思い、上司に確認してもらいながら頑張っていました。
しかし、途中から集中力が切れてしまい、作業スピードが落ちたり、別のことを考えてしまうようになりました。
以前は、「自分は根性がないのかな」と悩んでいました。
現在行っている対策方法
- 少しずつ進める
- 疲れたら休憩する
- 途中経過を正直に報告する
- 上司に確認しながら進める
現在は、一気に完璧に終わらせようと考えないようにしています。
焦らずゆっくり取り組むことで、以前より途中で投げ出してしまうことが減りました。
周囲の音や会話で集中が切れてしまう
私は、人の会話や周囲の音に気を取られてしまい、説明を聞き逃してしまうことがあります。
以前、上司から空調のスケジュール設定について説明を受けていた時のことです。
しかし、隣の人の会話や周囲の音が気になってしまい、途中から説明が頭に入らなくなってしまいました。
結果的に、説明を一部聞き逃してしまうことがありました。
現在行っている対策方法
現在は、説明を聞く時にメモを取るようにしています。
- ペンで書くことに集中する
- キーワードだけでも残す
- 後で見返せるようにする
それでも集中できない場合は、「すみません、もう一度教えていただいてもいいですか?」と正直に伝えるようにしています。
静かな場所で説明してもらうことで、以前より理解しやすくなりました。
人間関係で気を使いすぎてしまう
私は、人間関係で気を使いすぎてしまうことがあります。
上司の機嫌が悪そうに見えると、「もしかして自分が失敗したから怒っているのかな……」と必要以上に考え込んでしまうことがあります。
実際には関係ないことでも、自分のミスと結びつけてしまい、一人で落ち込んでしまうこともありました。
また、周囲の空気を気にしすぎてしまい、仕事以外の部分で疲れてしまうこともあります。
現在行っている対策方法
現在は、「考えすぎないこと」を意識しています。
実際には、
- 上司が忙しいだけ
- 別件でイライラしているだけ
- 単純に疲れているだけ
ということも多いとわかってきました。
そのため、「本当に自分が原因なのか」を冷静に考えるようにしています。
ADHDでもビルメンで働くために大切だと思うこと
以前の私は、「普通にできない自分はダメなんじゃないか」と思っていました。
しかし、実際に働いて感じたのは、「自分に合ったやり方を見つけること」が大切だということです。
例えば、
- 忘れるならチェック表を作る
- 集中できないならメモを取る
- わからないなら確認する
- 抱え込まず途中報告をする
など、自分なりに工夫することで働きやすくなりました。
もちろん、今でも失敗することはあります。
それでも、以前より気持ちはかなり楽になりました。
ビルメンの仕事は、一人ですべて完璧にこなすというより、周囲と相談しながら進める場面も多い仕事だと思います。
そのため、自分に合った働き方を見つけることが大切だと感じています。
まとめ
ADHDの特性によって、私はビルメンの仕事で苦労することがあります。
しかし、対策を考えながら働くことで、以前よりミスを減らせるようになりました。
もちろん、今でも失敗することはあります。
それでも、
- チェック表を作る
- 上司に確認する
- 途中経過を報告する
- 無理をしすぎない
- 考え込みすぎない
など、自分なりの工夫をすることで働きやすくなっています。
ADHDだから絶対に働けないのではなく、「自分に合ったやり方を見つけること」が大切だと感じています。
この記事が、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
関連記事