
ビルメンテナンス業界では、「待機時間に資格勉強をしても良いのか?」という問題はよく話題になります。
実際、私自身も複数のビルメン会社を経験してきましたが、資格勉強を歓迎する現場もあれば、完全に禁止している現場もありました。
ビルメンは待機時間が発生しやすい仕事だからこそ、その時間をどう使うかは現場ごとに考え方が大きく違います。
この記事では、
- なぜ資格勉強を禁止する現場があるのか
- 逆に自由な現場はどんな雰囲気なのか
- 待機時間中の勉強についての私の考え
- 資格勉強禁止の時の対処法
- 資格取得を優先する働き方
について、実体験を交えながら解説します。
目次
なぜ資格勉強を禁止する現場があるのか
① 資格勉強は仕事ではないという考え
現場によっては、
「待機時間も勤務時間なので、仕事と関係ないことはしないで下さい」
という考え方をする責任者がいます。
私自身も以前、
- 設備図面の確認
- マニュアル作成
- 書類整理
- 点検記録の確認
などを優先するよう指示されたことがありました。
会社側から見ると、待機時間も給料が発生している以上、「自己学習」より「現場業務」を優先して欲しいという考えになるのはある意味当然とも言えます。
特に厳しい責任者ほど、この傾向は強い印象でした。
② 客先からの印象を気にしている
ビルメンの中央監視室には、客先の担当者やお偉いさんが突然入ってくることがあります。
- 設備トラブルの確認
- 見積もり相談
- 工事の打ち合わせ
などで来ることがあります。
その時に資格の参考書を広げていると、
「勤務中に関係ないことをしている」
と思われる可能性があります。
特に客先常駐型のビルメンでは、「待機している姿」も仕事の一部として見られている場合があるため、印象を重視する現場も少なくありません。
③ 過去の問題行動が原因のこともある
以前いた現場では、待機時間中に寝ていた人を会社の専務が見つけてしまい、責任者がかなり怒られていました。
その結果、
- スマホ禁止
- 私用禁止
- 勉強禁止
と一気にルールが厳しくなったことがあります。
つまり、自分が悪くなくても、過去に問題を起こした人の影響で現場ルールが厳しくなることもあります。
逆に何でも許される現場もある
一方で、かなり自由な現場も存在します。
実際に私が経験した現場では、責任者自身がスマホゲームをしており、
「トラブル対応さえしっかりやれば、基本的に何してもいい」
という空気でした。
そのため、
- 資格勉強
- YouTube視聴
- スマホ閲覧
- 雑談
などが黙認されていました。
中には、パソコンで映画『プレデター』を観ている人までいたことがあります。
もちろん、ここまで自由な現場はかなり珍しいですが、ビルメンは現場によって文化が本当に違います。
よくネットでは、
「ビルメンは暇だから勉強できる」
と言われますが、これは半分正しく半分間違っています。
実際には、
- 客先の厳しさ
- 責任者の考え方
- 現場の雰囲気
- 待機時間の長さ
によって全く変わります。
待機時間に勉強することについての私の考え
私は、待機時間中に資格勉強をすることは「有り」だと考えています。
なぜなら、帰宅後や休日だけで勉強を続けるのはかなり大変だからです。
特にビルメンは、
- 夜勤がある
- 拘束時間が長い
- 生活リズムが崩れやすい
- 休日でも疲労が抜けにくい
という特徴があります。
その状態で、
「帰宅後に毎日勉強」
「休日も勉強だけ」
という生活を続けると、精神的にも体力的にもかなり消耗します。
資格取得は短距離走ではなく長距離走です。
無理をしすぎると、
- 睡眠不足
- 疲労の蓄積
- モチベーション低下
- 燃え尽き
に繋がることもあります。
そのため、待機時間を活用しながら少しずつ積み重ねる方が、長期的には継続しやすいと思っています。
実際、ビルメン業界では、
- 待機時間で電験三種に合格した人
- 夜勤中に消防設備士を取得した人
- 巡回以外の時間でビル管理士を取得した人
も珍しくありません。
ビルメンは待機時間があるからこそ、資格取得と相性が良い業界でもあると思います。
資格勉強禁止の時の対処法
通勤時間を活用する
電車通勤なら、通勤時間はかなり重要です。
- 暗記アプリ
- 単語帳
- 過去問
などを使えば、短時間でも積み重ねることができます。
昼休みや隙間時間を使う
昼休みや朝礼前など、正式な休憩時間を使って勉強する方法もあります。
現場によっては、勤務中より休憩中の方が集中できることもあります。
小さいメモで暗記する
小さいメモ帳に重要部分を書いておくと、短時間でも確認しやすいです。
- 法令の数字
- 公式
- 頻出問題
- 鑑別ポイント
などを書いておくと便利です。
頭の中で復習する
参考書を開けない時でも、
「今日勉強した内容を頭の中で思い返す」
だけでも意外と記憶に残ります。
巡回中や待機中に反復するだけでも学習効果はあります。
資格取得を優先するならパート勤務という考え方もある
どうしても待機時間中に資格勉強を進めたい場合は、最初はパートや契約社員として働くという考え方もあります。
もちろん現場によりますが、正社員より比較的ルールが緩い現場もあり、待機時間中に勉強しやすい環境に当たることがあります。
実際、ビルメン業界では、
- まずは負担の少ない現場で働く
- 待機時間を活用して資格取得する
- 必要資格を揃えてから正社員を目指す
という流れでキャリアアップしている人もいます。
特に、
- 消防設備士
- 第二種電気工事士
- ビル管理士
- 第三種電気主任技術者
などを取得してしまえば、転職でも有利になりやすく、資格勉強に追われる状況から少し余裕を持てるようになります。
その結果、正社員として働き始めた後は、資格勉強よりも現場経験や実務に集中しやすくなる場合もあります。
まとめ
ビルメンの待機時間に資格勉強して良いかどうかは、現場によってかなり違います。
- 厳しく禁止している現場
- 暗黙で許されている現場
- かなり自由な現場
本当にバラバラです。
ただ、私は待機時間を活用して勉強すること自体は悪いことではないと思っています。
ビルメンは拘束時間が長く、帰宅後や休日だけで勉強を続けるのはかなり大変です。
だからこそ、待機時間をうまく活用しながら、無理をしすぎず資格取得を目指すことが大切だと思います。
もちろん、現場ルールを無視してまでやるのは良くありません。
そのため、
「現場の空気を読みながら、うまく時間を使う」
というのが、ビルメンとして長く働きながら資格取得を続けるコツだと思います。
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