
ADHDというと、「忘れっぽい」「集中力が続かない」など、マイナスなイメージを持たれることが多いと思います。
実際、私自身もビルメンテナンスの仕事で苦労することがあります。
しかし、働いていく中で「逆に強みになっている部分もある」と感じるようになりました。
もちろん、人によって特性は違うと思います。
それでも、自分の特徴を理解して活かすことで、設備管理の仕事で役立つ場面がありました。
この記事では、ADHDの私がビルメンの仕事で活かせた強みについて、実体験をもとに紹介していきます。
過去の記憶を覚えていることが強みになる
私は、短期的な記憶は弱いことがあります。
しかし、逆に過去の出来事を細かく覚えていることがあります。
ビルメンテナンスの仕事では、設備トラブルの履歴や修繕内容を覚えていることで役立つ場面がありました。
例えば、ポンプ故障が起きた時の年月日や、業者さんが過去にどのような修繕をしたかを覚えていることがあります。
以前、上司が「この熱源機器が故障したのって、いつだったっけ?」と周囲に聞いていた時のことです。
私は、「3ヶ月前です」と答えたところ、「よく覚えてるな」と驚かれました。
しかし、その時に「その時、上司がお昼にのり弁を食べていましたよね」と話してしまい、逆に覚えすぎていて少し引かれてしまったことがあります。
それでも、設備トラブルの履歴を覚えていることは、原因調査や修繕対応で役立っていると感じています。
好きなことになると集中力が上がる
ADHDは、「集中力が続かない」というイメージを持たれることがあります。
しかし、逆に好きなことになると、異常なほど集中できることがあります。
私は資格取得が好きで、第三種電気主任技術者(電験三種)の勉強をしていた時、理論の計算問題にかなりハマっていました。
最初は難しく感じていましたが、一度理解できるようになると急に楽しくなり、時間を忘れて勉強するようになりました。
仕事から帰宅した後も、気づいたら晩ご飯やシャワーを忘れてしまうほど集中していたことがあります。
もちろん、集中しすぎるのは注意が必要ですが、この集中力が資格取得や設備知識の習得に役立っている部分もあると思います。
ビルメンの仕事では、電気・空調・消防設備など幅広い知識が必要になるため、好きな分野を深く学べることは強みになると感じています。
人の顔を伺う性格が役立ったこと
私は、人の顔色を気にしすぎてしまうことがあります。
しかし、その性格が逆に役立ったこともありました。
これまで複数のビルメン会社で働いてきましたが、マニュアル書が存在しない現場がかなり多かったです。
新人時代は、
- 巡回ルートがわからない
- 設備の場所がわからない
- 点検方法がわからない
などで困ることがありました。
そのため、「次に入る新人さんには困ってほしくない」と思い、巡回ルートのマニュアル書や簡単な設備資料を作成するようになりました。
最初は自己満足かもしれないと思っていました。
しかし、新人さんから「これかなり助かります」と言われた時は嬉しかったです。
人の顔色を気にしすぎるのは疲れることもありますが、「相手が困っていないか」を考えられることは、仕事によっては強みになることもあると感じました。
几帳面になりすぎることが役立つこともある
私は、警報対応などの緊急時になると慌ててしまうことがあります。
そのため、「自分が慌てても対応できるようにしたい」と思い、警報対応の手順書を作成するようになりました。
例えば、
- 最初に確認すること
- 現場確認の流れ
- 連絡先
- 報告手順
などを細かくまとめました。
また、「本当にこれで大丈夫なのか」を上司に確認してもらいながら修正していました。
最初は自分のために作っていましたが、後から他の人もその資料を使うようになり、「これわかりやすいな」と言われたことがあります。
私は、心配性で几帳面になりすぎる部分があります。
しかし、その性格が手順書やマニュアル作成で役立つこともあると感じました。
まとめ
ADHDというと、苦手な部分ばかり注目されやすいと思います。
しかし、実際に働いていると、逆に強みになる部分もあると感じています。
- 過去の記憶を覚えている
- 好きなことに集中できる
- 相手目線で考えられる
- 細かく確認できる
これらは、ビルメンテナンスの仕事でも役立つ場面がありました。
もちろん、苦労することもあります。
それでも、自分の特性を理解しながら働くことで、以前より前向きに仕事へ取り組めるようになりました。
ADHDだから絶対に働けないのではなく、自分に合った働き方を見つけることが大切だと感じています。
この記事が、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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