
私は現在、ビルメンテナンスの仕事をしています。
ですが、職場では自分がADHDであることを伝えていません。
もちろん、人によっては職場へ打ち明けた方が働きやすくなるケースもあると思います。
しかし、私は今のところ「言わない」という選択をしています。
この記事では、私が職場でADHDを言わない理由、実際に働いて感じたこと、そして現在どのように対策をしながら働いているのかについて、実体験をもとにお話しします。
目次
私が職場でADHDを言わない理由
私は、職場にADHDであることを言う・言わないは、どちらが正しいというものではないと思っています。
実際に、職場へ伝えることで働きやすくなる人もいれば、あえて言わないことで精神的に楽に働ける人もいると思います。
その中で、私は現在「言わない」という選択をしています。
理由の一つは、上司や周囲に必要以上に気を遣わせたくないからです。
一度ADHDであることを伝えると、注意をする時に「強く言って大丈夫かな」と相手が気を遣ってしまうこともあると思います。
私は、できる限り普通に接してほしいという気持ちがあります。
また、ミスをした時に「ADHDだから仕方ない」と思われたり、自分自身も甘えてしまう環境になることが怖いと感じています。
もちろん、ADHDによる苦手な部分はあります。
ですが、だからこそ普段から対策を行い、少しでもミスを減らすことを心掛けています。
実際に働いて感じていること
現在、私はビルメンの仕事を続けています。
ビルメンの仕事は、思っている以上に途中で別作業が入ることが多い仕事です。
例えば、
- 日報作成中に修繕依頼が入る
- 電話対応をする
- 緊急対応へ向かう
- 鍵の貸し出し対応をする
- 巡回対応へ行く
など、一つの作業に集中していても、途中で別業務が入ることがあります。
その結果、最初にやっていた作業を忘れてしまったり、うっかり鍵の締め忘れなどのミスをしてしまうこともありました。
ミスをした時は、頭の中が真っ白になり、「また怒られるかもしれない」と強く落ち込むこともありました。
実際に、こうした失敗の積み重ねによって、自分に自信を持てず転職を繰り返していた時期もあります。
ADHDだからビルメンを辞めようと思ったこと
私は過去に、「ADHDの自分にはビルメンの仕事は向いていないのではないか」と本気で悩んでいた時期がありました。
当時は、仕事のミスや抜け漏れで上司から注意を受けることが多く、自信を失っていました。
「また怒られるかもしれない」
「自分はこの仕事に向いていないのではないか」
そんなことを毎日のように考えていました。
その頃は、ビルメンを辞めて簿記2級を取得し、障害者雇用で会計関係の仕事に転職しようと考えていた時期もありました。
ですが、ある日、責任者との面談で言われた言葉が今でも印象に残っています。
「あなたが熱心に仕事へ取り組んでいることは、周りのみんなも分かっている。ただ、仕事を始める前に担当者へ事前確認をするようにしてみたらどうか」
私は、その言葉を聞いた時に少し気持ちが軽くなりました。
現在の職場で変わることができた理由
今までの職場では、「気をつけて」と言われることはあっても、具体的な対策方法まで教えてもらえることはあまりありませんでした。
ですが、現在の職場では責任者から具体的なアドバイスをもらえたことで、自分自身も変わることができました。
それ以降は、
- 先走って行動しない
- 作業前に確認を取る
- チェック表を作る
- 報告・連絡・相談を意識する
- 分からないことを抱え込まない
ことを意識するようになりました。
すると、以前よりミスも減り、「自分はダメだ」と悩むことも少なくなっていきました。
最初は「この職場も辞めたい」と思っていましたが、今では職場の人たちとも普通に会話ができるようになり、以前より落ち着いて働けるようになったと感じています。
最後に
私は現在、職場でADHDであることを伝えていません。
ですが、一方で、ADHDであることを打ち明けた方が働きやすくなる人もいると思っています。
なぜなら、その人が一生懸命仕事へ取り組んでいることが周囲に伝われば、上司や同僚が具体的な対策方法やアドバイスをしてくれる可能性があるからです。
例えば、
- 簡易的なチェック表を作ってくれる
- 作業手順を整理してくれる
- 注意する時も具体的に説明してくれる
- ミスを減らせるよう一緒に対策を考えてくれる
など、環境によっては働きやすくなるケースもあると思います。
そのため、ADHDを職場へ言う・言わないに正解はないと思っています。
大切なのは、自分自身が少しでも働きやすい環境を作ることではないでしょうか。
この記事が、同じように悩みながら働いている方の少しでも参考になれば嬉しいです。
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