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市役所のビルメンはきつい?仕事内容・24時間勤務・給料の実態とメリットを体験談で解説

ビルメン(ビルメンテナンス/設備管理)の「官公庁現場」と聞くと、公立学校や市役所などを思い浮かべる方が多いと思います。 ただし、官公庁といっても現場によって働き方・業務範囲・設備の状態・給与体系までかなり差があります。

この記事では、筆者が実際に配属された市役所のビルメン現場がどんな雰囲気だったのか、仕事内容の特徴、きつかったこと、良かったことを体験ベースでまとめます。 これから官公庁(市役所など)の設備管理で働きたい方や、転職・配属先のイメージを掴みたい方の参考になれば幸いです。

📌 先に結論:市役所ビルメンは「楽」でも「地獄」でもなく、現場差が大きい

  • 市役所でも24時間勤務の現場はある(災害対応・拠点機能などで常時稼働のケース)
  • 設備が古い現場だと、修繕は「経験値が積める」反面、固着・部材不足で難易度が上がる
  • 官公庁は入札の影響で給与が低くなりやすいことがある(手当・宿直回数まで確認が必須)
  • 待機時間を活かして資格取得できると、次の転職で一気に有利になる

 

 


市役所のビルメンはどんな現場?(官公庁設備管理の全体像)

ビルメンの官公庁現場は、民間のオフィスビルや商業施設と比べて「落ち着いている」「クレームが少ない」イメージを持たれがちです。 実際、現場によってはルーティン中心で、突発対応が少ないケースもあります。

一方で、市役所は地域の行政拠点です。災害対応、議会関連の施設、データセンター的な機能などを抱える場合もあり、 建物規模が大きい設備が古い勤務形態が特殊といった特徴が出ることも珍しくありません。

筆者が配属された市役所は2棟構成で、敷地内に議会棟やデータセンターのような機能もあり、体感としてはかなり大規模でした。 「市役所=平日の日中だけ稼働」という単純な話ではなく、現場の役割に応じて働き方は変わります。

補足:市役所ビルメンの業務イメージ(例)
  • 日常巡回・検針・中央監視のアラーム対応
  • 空調・給排水・電気・建築の軽微修繕(現場ルールの範囲内)
  • 業者手配、立会い、報告書、行政側(総務等)との調整
  • イベント(議会・選挙・繁忙期)に合わせた臨時対応

勤務形態:市役所=土日休みとは限らない(24時間勤務もある)

市役所勤務と聞くと「土日休みで平日だけ」という印象が強いかもしれません。 しかし、設備管理(ビルメン)の勤務形態は現場の運用方針や契約範囲次第です。

筆者の現場は24時間勤務でした。推測ですが、行政は災害が起きた際に対策を取る必要があるため、 市役所内に対策本部的な役割を担う場所があり、常時稼働を前提としていた可能性があります。

ただし、市役所すべてが24時間勤務というわけではありません。 他の市役所では、土日・夜間は警備のみ常駐で、設備は平日日勤(定時)、 何かあれば緊急連絡先に電話して呼び出し対応、という運用もあります。

つまり、同じ「市役所のビルメン」でも、求人票や面接で必ず確認したいのは次の点です。

  • 常駐か、日勤+緊急呼び出しか
  • 設備・警備・清掃の分担範囲(どこまでが自社の担当か)
  • 宿直の頻度、明け休みの扱い、休日の考え方
  • 当直時の対応範囲(一次対応まで/復旧作業まで/業者手配のみ等)
求人のチェックポイント(給与編)

月給だけで判断せず、「宿直回数」「夜勤手当」「資格手当」「残業の実態」「賞与・昇給」をセットで確認すると、入社後のギャップが減ります。


市役所ビルメンで「きつかったこと」3つ

設備が古い(固着・止水栓なし等で修繕難易度が上がる)

市役所は建物自体が古いケースも多く、設備更新が計画的に進んでいない現場もあります。 結果として、修繕の難易度が上がったり、作業時間が延びたりしやすいです。

例えば、トイレのピストンバルブ交換をしようとしても、フラッシュバルブを分解して取り出す段階でネジが固着して回らないことがありました。 この場合、現場対応では限界があり、結局は業者対応せざるを得ません。

同様の要件が積み重なると、「ちゃんと修繕してください」と管理側(例:総務課)から言われる状況になります。 ただ、設備側の条件(固着・老朽化・部材入手性)で“できない”こともあるため、責任者が必死に事情を説明していたのを覚えています。

また、筆者が一番嫌だったのは、混合水栓を取り替える際に止水栓が設置されていなかったことです。 元バルブを閉めて作業しても、バルブ自体の不良で水がチョロチョロ出てきてしまい、濡れながら交換作業をする羽目になりました。

こうした「古い設備あるある」は、市役所に限らず官公庁現場で起こりやすいポイントです。 そのぶん経験値は積めますが、未経験者は最初に驚くかもしれません。

異動の月(特に4月)は憂鬱になりやすい

市役所は4月前後に異動が集中します。異動が決まると、嬉しい人もいれば、そうでない人もいます。 そのストレスが原因なのか、時期が重なると物に八つ当たりされて修繕依頼が増えることがありました。

具体的には、トイレットペーパーのホルダーをネジごと破損され、本来の位置では取り付けが難しくなり、別位置に新しいものを付け直す必要が出たりしました。 さらにひどいケースでは、扉を破損されて業者対応になったこともあります。

この時期に対応依頼が来ると、現場側は「今年も来たな…」という感覚になりやすいです。 もちろん全員がそうではありませんが、官公庁特有の“季節要因”として頭に入れておくと、精神的なダメージを減らせます。

給料が低くなりやすい理由(入札現場の影響)

市役所のビルメンは入札で委託先が決まることが多く、最低価格で落札されるケースがあります。 すると、しわ寄せが人件費に来やすく、結果として給与が低くなりがちです。

筆者の場合、年収は300万円に届くか届かないかくらいでした。ボーナスは8万円で、そこから天引きされると「雀の涙」程度の感覚です。 当時は実家暮らしだったので成り立ちましたが、一人暮らしだとかなり厳しいと思います。

この点は、これから市役所ビルメンを目指す人が特に注意すべきポイントです。 「仕事内容が安定していそう」という理由だけで決めるのではなく、手取り・夜勤手当・宿直回数・賞与・昇給まで現実的に見た方が後悔しにくいです。

対策:

「市役所=安定」と思って入ると、給与面でギャップが出やすいです。面接ではシフト例と合わせて、手当込みの概算(例:宿直◯回の月の手取り感)を聞くのが有効です。


市役所ビルメンで「良かったこと」3つ

修繕力が身につく(未経験スタートでも経験値が溜まる)

市役所は古い設備も多いぶん、細かな修繕を任される機会があります。筆者の現場でも、次のような作業を経験できました。

  • トイレのピストンバルブ交換
  • 蛍光灯の安定器交換
  • 家具の取り付け・修繕
  • タイルの貼り付け

意外と「やることが多い」ので、未経験者が最初に配属されると、実務を通して手が動くようになりやすいと感じます。 もちろん危険作業や法令上の範囲外は業者対応ですが、現場で覚えることは多いです。

また、古い設備の現場は「初見殺し」も多い反面、ひとつひとつの経験がそのまま他現場でも武器になります。 後から振り返ると、ここで身についた修繕の考え方はかなり役立ちました。

待機時間が長い(資格取得の勉強に使える)

市役所は、対応依頼がなければ巡回・日常点検・月次点検を終えた後は、電話番やモニター監視が中心になり、比較的落ち着いた時間が生まれることがあります。

筆者はこの待機時間を勉強に充てたことで、次の資格を取得できました。

  • 第三種冷凍機械責任者
  • ボイラー2級
  • エネルギー管理士
  • 建築物環境衛生技術者(ビル管)

官公庁現場のメリットとして「勉強時間が取りやすい」ことを挙げる人もいますが、まさにそれを実感しました。 資格が増えると転職・年収アップの選択肢も広がります。

現実的な話:

「現場が落ち着いている=成長しない」ではなく、待機時間を“学習時間”に変えられる人は伸びやすいです。

休日が多い現場もある

宿直勤務で休日勤務がある現場もありますが、市役所は土日休み・平日日勤の運用も存在します。 そうした現場に当たれば、生活リズムを整えやすく、しっかり休むことができます。

ただし、ここは現場差が大きいので「市役所=必ず休日が多い」とは言い切れません。 求人票の勤務形態欄だけでなく、面接時に具体的なシフト例を聞くのが確実です。


これから市役所(官公庁)ビルメンを目指す人への現実的な考え方

筆者は最初の配属先が市役所で良かったと感じています。 理由は、修繕経験が積めて、待機時間を資格勉強に回しやすかったからです。

一方で、最近の求人を見る限り、市役所などの官公庁現場は正社員よりもパート・契約社員が多い印象もあります。 そのため、最初から「官公庁で正社員」を狙うより、次のようなルートも現実的です。

  • 未経験で入れる現場(契約・パートでも可)で実務経験を積む
  • 待機時間などを活用して資格を取る
  • 経験+資格を武器に、条件の良い正社員ビルメンへステップアップする

市役所ビルメンは、向き不向きや現場当たり外れがある一方で、「地力(実務)」と「武器(資格)」を積み上げる土台になりやすい現場でもあります。

注意:

現場の範囲外の作業や危険作業は無理せず、ルール・安全手順・資格者の判断を優先してください。この記事は体験談であり、作業手順の指示ではありません。


よくある質問(FAQ)

Q1. 市役所ビルメンは楽ですか?きついですか?

現場差が大きいです。ルーティン中心で落ち着いた現場もあれば、設備が古く修繕が多い現場、24時間勤務で生活リズムが崩れやすい現場もあります。 求人票の雰囲気だけで判断せず、勤務形態・担当範囲・設備の新旧を確認するのがおすすめです。

Q2. 市役所のビルメンって本当に24時間勤務がありますか?

あります。市役所が災害時の拠点になっていたり、常時稼働の部門があると、設備側も常駐を求められることがあります。 一方で日勤のみの市役所もあるため、「市役所=24時間」と決めつけず確認が必要です。

Q3. 官公庁現場は給料が低いって本当?

入札の影響で低くなりやすい傾向はあります。ただし、手当・宿直回数・資格手当・会社の給与テーブル次第で変わります。 「基本給」だけでなく、月の実態(手取り感)で比較すると失敗しにくいです。

Q4. 官公庁ビルメンは未経験でも入れますか?

未経験OKの求人もあります。古い設備の現場は修繕経験が積みやすい一方、最初は戸惑いやすいです。 「待機時間を勉強に変える」意識があると、成長と転職の両方で有利になりやすいと感じます。


まとめ

市役所のビルメン(設備管理)は、平日日勤のイメージが強い反面、現場によっては24時間勤務もあります。 古い設備による修繕の難しさ、異動時期の対応増、入札による低賃金など、きつい面も確かにあります。

しかしその一方で、修繕力が身につきやすく、待機時間を資格勉強に回せるなど、未経験者がステップアップする土台としては相性が良いと感じました。

これから官公庁現場で働きたい方は、「勤務形態」「担当範囲」「給与(手当込みの実態)」「設備の新旧」を事前に確認しつつ、 経験と資格を積み上げる戦略でキャリアを組み立てると、後悔しにくいと思います。

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