
この記事の結論
ビルメンは決して高年収の仕事ではありません。 しかしADHDの私にとっては、 「正社員として安定して働ける」 「営業ノルマが少ない」 「資格取得で成長できる」 というメリットがあり、年収以上の価値を感じています。
この記事では、私がビルメンを続けていて良かったと思う理由を実体験を交えて紹介します。
「ビルメンは年収が低い」──インターネットでビルメン(設備管理)について調べると、このような意見をよく見かけます。
確かに、責任者や所長クラスにならなければ、日本の平均年収に届かない会社もあります。
しかし私は、ADHD当事者としてビルメンの仕事に就き、年収だけでは測れない働きやすさや安心感を感じています。
もちろん、仕事で失敗して落ち込むこともあります。それでも「この仕事を続けたい」と思える理由があります。
この記事では、年収が低いと言われるビルメンの仕事について、ADHDの私が実際に感じているメリットや、幸せだと思う理由を紹介します。
目次
- ビルメンは年収が低いと言われる理由
- ADHDの私が正社員として働ける安心感
- ビルメンはノルマが少なく働きやすい
- 好きな分野を伸ばせる仕事
- 年収が低くても工夫して生活している人たち
- ビルメンは年収以上の価値がある仕事
- 関連記事(あわせて読みたい)
ビルメンは年収が低いと言われる理由
ビルメンテナンス業界は、一般的に高年収の業界とは言われていません。
勤務先や保有資格によって差はありますが、若いうちは特に給料が高くないケースもあります。
また、責任者や所長などの管理職にならない限り、大幅な昇給が期待しにくい会社もあります。
そのためインターネットでは「ビルメンは年収が低い」という意見を見かけることがあります。
私自身も決して高年収ではありません。しかし、それでも続けたいと思える理由があります。
ADHDの私が正社員として働ける安心感
私はADHDです。これまで仕事でミスをしたり、落ち込んだりすることもありました。
それでも現在は正社員として働けています。私にとって、これは本当に大きな意味があります。
正社員として働くメリット
- 厚生年金に加入できる
- 雇用保険に加入できる
- 有給休暇がある
- 毎月の収入が安定する
- 将来設計が立てやすい
以前パートで働いていた頃は、住民税の支払いや各種手続きを自分で管理しなければなりませんでした。ADHDの私にとっては、そのような管理も意外と大変でした。
また、時給制だったため風邪を引いて休むと給料が減ってしまいます。
現在は月給制で有給休暇もあります。安心して休める環境があることは、精神的にも大きな支えになっています。
実際に感じたこと
私は入社したばかりの頃、設備の名称すらなかなか覚えられませんでした。 先輩から教わったことも忘れてしまい、 「自分はビルメンに向いていないのではないか」 と落ち込んだこともあります。
それでもメモ帳やチェックリストを活用しながら少しずつ経験を積み、 今では設備の巡回や点検も以前より落ち着いて対応できるようになりました。
完璧ではありませんが、正社員として働き続けられていることは自分の自信にもなっています。
ビルメンはノルマが少なく働きやすい
ビルメンの魅力の一つは、営業職のような売上ノルマが基本的にないことです。
もちろん責任者クラスになると、予算管理や修繕費の削減などの目標が出ることもあります。
ただ、一般スタッフの場合は、過度な数字のプレッシャーを受けることは少ないと感じています。
その代わりに求められるのが資格取得です。私は資格の勉強が比較的好きなので、この環境が自分に合っていました。
実際に上司との面談で消防設備士甲種4類の取得を目標に設定し、無事合格することができました。
資格を取れば知識も増えますし、会社によっては資格手当も支給されます。努力した分だけ自分の力になるため、やりがいを感じています。
好きな分野を伸ばせる仕事
ビルメンの仕事は幅広い設備を扱います。
- 電気設備
- 空調設備
- 給排水設備
- 建築設備
最初はすべて覚える必要がありますが、経験を積むと自分の得意分野が見えてきます。
私は電気分野が好きです。現在は電気主任技術者の資格を持っているため、日々電気設備について学びながら仕事をしています。
好きな分野があると仕事も面白くなります。また、周囲から相談を受けたり頼りにされたりすることもあり、自信にもつながります。
年収が低くても工夫して生活している人たち
ビルメンとして働いていると、さまざまな人に出会います。その中には年収だけに頼らず、工夫しながら生活している人もいました。
副収入を持っている人
休日を活用して副業に取り組み、生活費の足しにしている人もいました。ただし副業を禁止している会社もあるため、就業規則の確認は必要です。
投資を続けている人
若い頃から投資を続けていて、配当金収入を得ている人もいました。毎月の給料以外に収入源があることで、精神的な余裕が生まれているようでした。
私自身も将来に向けて、積立投資などを勉強していきたいと思っています。
共働き家庭
結婚しているビルメンの方の中には、夫婦で協力しながら生活している人もいました。お互いに働くことで家計の安定につながり、将来への不安も減らせます。
実家暮らし
実家暮らしの方は家賃負担が少ないため、その分、貯金や趣味にお金を使えることがあります。
私は現在一人暮らしですが、家賃の負担は決して小さくありません。そのため、住居費を抑えられる環境は羨ましいと感じることがあります。
ビルメンは年収以上の価値がある仕事
ビルメンは確かに、高年収を目指す職種ではないかもしれません。
しかし私にとっては、働きやすさや精神的な安定を得られる大切な仕事です。
- 正社員として働ける安心感
- ノルマの少なさ
- 資格取得による成長
- 好きな分野を深く学べる環境
これらは、給料だけでは測れない価値だと思っています。
もちろん失敗して落ち込む日もあります。それでも、長く続けることができれば知識も経験も増えていきます。
私はこれからも一歩ずつ経験を積みながら、ビルメンとして成長していきたいと思っています。
こんな人にはビルメンがおすすめ
私の経験から、ビルメンは次のような人に向いている仕事だと思います。
- 営業ノルマに追われる仕事が苦手な人
- 資格取得や勉強が好きな人
- コツコツ経験を積むのが好きな人
- 設備や機械に興味がある人
- 安定した環境で長く働きたい人
もちろん楽な仕事ではありません。 夜勤やトラブル対応もあります。 それでも、私にとっては続ける価値のある仕事です。
もし今、「自分に向いている仕事が分からない」と悩んでいる方がいるなら、ビルメンという選択肢も一度検討してみてほしいと思います。
まとめ
- ビルメンは年収が低いと言われることがある
- 正社員として働ける安心感は大きい
- 営業ノルマが少なく働きやすい
- 資格取得が成長につながる
- 好きな設備分野を極める楽しさがある
- 年収以上の価値を感じられる仕事である