
私はADHDですが、ビルメンテナンス(設備管理)の仕事をしています。
巡視点検や設備管理の仕事では、設備の異常発見・お客様対応・業者対応など、さまざまな業務があります。
その中で私が特に苦手だったのは、次のようなことでした。
- 不具合内容を口頭で説明すること
- 依頼内容を覚えておくこと
- 複数の業務が重なった時の情報整理
実際に失敗した経験もあります。ですが、その失敗から学び、自分なりの工夫を続けることで以前よりミスを減らせるようになりました。
今回は、ADHDの私がビルメン現場で必ず持ち歩いている道具を紹介します。
目次
- ADHDの私が道具を活用する理由
- 必須道具① スマホ(写真・動画で正確に報告する)
- 必須道具② メモ帳(依頼内容・場所・相手を必ず記録)
- 必須道具③ シャーペン(紙に書いて情報整理する)
- まとめ|ADHDでも「道具」でミスは減らせる
ADHDの私が道具を活用する理由
私は以前、「覚えているから大丈夫」と考えていました。
しかし実際には、頭の中だけで管理していると、伝達ミスや報告ミスが発生することがありました。
そのため現在は、次の方法を徹底しています。
- 写真で残す
- メモで残す
- 紙で整理する
ポイントは、「記憶力で頑張る」ではなく、忘れても思い出せる仕組みを作ることです。
必須道具① スマホ(写真・動画で正確に報告する)
私にとって最も重要な仕事道具がスマホです。
巡視中に設備異常や不具合を発見した時は、必ず写真や動画を撮影しています。
写真を撮るようになったきっかけ(口頭説明の限界)
以前、巡視中に空調機が停止しているにもかかわらず、OAダンパーが開いたままになっているのを発見しました。
私は異常だと思い上司へ報告したのですが、
- どの系統の空調機?
- どこのOAダンパー?
と聞かれた時に、うまく説明することができませんでした。
その時に、口頭だけでは正確に伝わらないことがあると痛感しました。
それ以来、不具合を発見した時は必ず写真を撮影してから報告するようになりました。
写真があれば設備名や設置場所を後から確認できますし、上司にも状況を正確に伝えることができます。
遠景写真と近景写真を撮る理由(場所が分からない問題)
現在の私は、遠景写真と近景写真の両方を撮影しています。これも失敗から学んだことです。
以前、巡視中に植栽の枯れ木を発見し、その部分だけを撮影して報告しました。
すると上司から、
「枯れている木を撮りたいのは分かるけど、場所が分からない」
と言われました。確かに写真には枯れ木しか写っておらず、どこにある植栽なのか判断できなかったのです。
それ以来、次のように撮るようにしています。
- 1枚目:全体が分かる遠景写真
- 2枚目:異常箇所の近景写真
この方法に変えてからは、報告が非常にスムーズになりました。

必須道具② メモ帳(依頼内容・場所・相手を必ず記録)
次に紹介するのがメモ帳です。
私は依頼内容や不具合内容を必ずメモしています。
お客様や清掃員の方から依頼を受けた時は、次の項目を記録しています。
- 依頼内容
- 場所
- 依頼者
- 内線番号
メモ帳を手放せなくなった失敗談(階数の言い間違い)
以前、巡視中に8階の照明が不点灯になっているのを発見しました。
しかし報告する際に、誤って「2階の照明が不点灯です」と伝えてしまったことがあります。
上司は2階へ確認に向かいましたが異常は見つかりませんでした。
後から確認した結果、本当は8階だったことが分かりました。
私はその時、
「覚えているつもりでも間違える」
ということを痛感しました。
それ以来、不具合を発見したら必ずメモを取っています。上司へ報告する際も記憶だけに頼らず、必ずメモを見ながら説明しています。
その結果、伝達ミスや報告ミスは大幅に減りました。

必須道具③ シャーペン(紙に書いて情報整理する)
最後に紹介するのがシャーペンです。
私は報告内容を整理する際、まず紙にまとめる習慣があります。そのため、何度も書き直せるシャーペンは欠かせません。
私がおすすめするのは「TUFF(タフ)」です。

- 安価
- 丈夫
- 長い消しゴム付き
- ホームセンターで購入しやすい
高価な文房具ではありませんが、現場で使うには十分な性能があります。
まとめ|ADHDでも「道具」でミスは減らせる
私がビルメン現場で必ず持ち歩いている道具は、次の3つです。
- スマホ
- メモ帳
- シャーペン
どれも特別な道具ではありません。
しかし私にとっては、仕事のミスを減らし、正確に報告するための大切な道具です。
ADHDだから仕事ができないのではなく、自分に合った方法(道具)を見つけることが大切だと感じています。
この記事が、同じように仕事で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。