ADHDビルメンの資格ログ

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ビルメン歴5年で気づいた「知識だけでは足りない」話|設備管理に必要な考察力とは

ビルメンに必要なのは知識だけじゃない|考察力の話

私はビルメンテナンス(設備管理)の仕事を始めて5年になります。

設備管理の世界には、電気工事や施工管理、制御関係などの経験を持つベテランの方がたくさんいます。そういった方は設備の仕組みに詳しく、故障原因の特定や専門業者との対応もスムーズです。

私自身、そういった方を見るたびに「すごいな」と思いますし、自分の知識不足に劣等感を感じることもありました。

しかし、5年間働いてきて気付いたことがあります。

それはビルメンに本当に必要なのは知識だけではなく『考察力』だということです。

目次

ビルメンは知識だけでは務まらない

もちろん設備管理において知識は重要です。

しかし現場では、マニュアルや教科書に載っていないトラブルが数多く発生します。そんな時に必要になるのが考察力です。

例えば、トラブルが起きた時に次のように考えながら現場を確認できるかどうかで、対応の質が変わります。

  • 「なぜ警報が出たのか?」
  • 「なぜ設備が停止したのか?」
  • 「本当の原因は何なのか?」

私も最初は「知識が足りない」と思って焦ることが多かったのですが、経験を積む中で、知識+考える姿勢がそろって初めて現場で役立つと感じるようになりました。

雨水ろ過装置の警報で学んだこと(原因を追い続ける)

以前、雨水ろ過装置の制御盤が発報したことがありました。

当時対応した上司は設備知識が豊富で、雑用水槽が満水になっていたため排水を実施し、設備を復旧させました。

ただ、その時点では「なぜ満水になったのか?」という原因ははっきりしないまま終わりました。

ところが1週間後、再び同じ警報が発報しました。

私は制御盤を確認しながら「なぜ再発したのだろう」と考えました。すると、ろ過装置が連続モードになっていることに気付きました。

本来は自動モードで運転する設備だったため、上司に相談して設定を元に戻したところ、それ以降は再発しなくなりました。

原因は、点検業者が誤って連続モードへ変更していたことでした。

この時に感じたのは、知識だけでなく、原因を追い続ける姿勢(考察)が大切だということです。

LED照明の消灯トラブルで気付いたこと(まず現場を見る)

別の日、お客様から「LED照明が1台だけ消えている」と連絡がありました。

上司は器具不良を疑い、図面や完成図書から型番を調べるよう指示しました。

私も最初は図面を確認していましたが、「現場を直接見た方が早いのではないか」と思いました。そこで許可をもらい現場へ向かいました。

器具の型番を確認しようとしたところ、電源コネクタが外れていることを発見しました。再接続すると照明は正常に点灯しました。

器具不良ではなく接続不良だったのです。

この経験から、設備トラブルでは最初から原因を決めつけず、まず現場を見ることが大切だと学びました。

私の失敗談① 配管の水漏れを見落とした

もちろん成功ばかりではありません。

巡視点検中に冷却水ポンプ周辺の配管から水漏れが発生していたにもかかわらず、私は発見することができませんでした。その結果、上司から注意を受けました。

今振り返ると、設備を見るというより「巡回すること」が目的になっていたのだと思います。

設備管理では異常を発見することが仕事です。この失敗以降は「異常はないか」という視点を以前より意識するようになりました。

私の失敗談② 水道使用量の異常に気付けなかった

もう一つ反省していることがあります。それは水道メーターの検針時に、使用量の異常増加へ気付けなかったことです。

検針結果を見ると通常より使用量が増えていました。しかし当時の私は数字を記録することに集中しており、その違和感に気付けませんでした。

後日調査した結果、水が出しっぱなしになっていたことが判明しました。

もし早い段階で気付いていれば、水道料金の増加を防げた可能性があります。

設備管理では設備を見るだけでなく、数字の変化から異常を発見する力も重要だと学びました。

失敗を受け入れることも大切(振り返りの型)

私は失敗した時こそ成長のチャンスだと思っています。

失敗を隠したり、見なかったことにしても実力は向上しません。

私は失敗した時、次の順番で振り返るようにしています。

  • なぜ失敗したのか
  • どうすれば防げたのか
  • 次回はどう対応するのか

そうやって振り返ることで、少しずつ経験が積み重なっていきます。設備管理は覚えることが多い仕事ですが、失敗から学ぶ姿勢を持つことが大切だと思います。

ビルメンを楽しめる人は成長する

私はビルメンの仕事で一番大切なのは「設備に興味を持つこと」だと思っています。

故障原因を自分で突き止められた時は本当に嬉しいです。まるでパズルの答えが分かった時のような達成感があります。

私は設備の故障原因を考えることが好きです。

以前、空調機が停止した際も制御盤図面を追いながら原因を調査しました。

その時の内容はこちらの記事で詳しく紹介しています。

空調機の制御盤の停止ランプが点かないと思ったらインバーター盤の電源が停止していその原因は?

もちろん分からないこともたくさんあります。失敗することもあります。

それでも「なぜだろう」と考えることを楽しめる人は、少しずつ成長していくのではないでしょうか。

私自身まだまだ勉強中ですが、これからも設備に興味を持ちながら、一つ一つのトラブルから学び続けていきたいと思います。


まとめ

  • ビルメンは知識だけでなく考察力が重要
  • 原因を決めつけず現場を見ることが大切
  • 失敗から学ぶことで成長できる
  • 設備への興味が成長の原動力になる
  • 「なぜ?」を考える習慣が大きな武器になる

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