
ビルメン4点セットは、ビルメン(設備管理)を目指す人がまず取得を検討しやすい定番資格です。 一方でネットでは「ビルメン4点セットは意味ない」「使わない資格が多い」と言われることもあります。
しかし私は、ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)や第三種電気主任技術者(電験三種)を取得する前に、まずビルメン4点セットを先に取得しました。 そして複数の現場で働いてきた経験から言うと、ビルメン4点セットは取得して損のない資格だと感じています。
この記事では「ビルメン4点セットとは何か?」から、実際に取得して良かったこと、逆に困ったこと(資格マウント問題など)、そして「意味ない」と言われる理由への答えまで、現場目線でまとめます。
📌 先に結論(この記事の要点)
- ビルメン4点セットは「毎日バリバリ使う資格」ではないが、必要になる現場は確実にある
- 未経験〜経験浅い段階では、4点セットがあるだけで応募できる求人が増える/面接で評価されやすい
- 資格を取るだけで終わらず、実務経験とセットで価値が伸びる(逆に“資格だけ”だと突っ込まれやすい)
- 将来は一級ボイラー技士・第一種冷凍など、上位資格が必要な現場もある
ビルメン4点セットとは?(4つの資格)
ビルメン4点セットとは、ビルメンテナンス業界で評価されやすい以下の4つの資格を指します。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種第4類(乙4)
- 第三種冷凍機械責任者(冷凍三種)
- 二級ボイラー技士
ビルメン業界では定番の資格であり、未経験から設備管理を目指す人にもよくおすすめされています。 理由はシンプルで、これらは現場で「まったく関係ない」とは言い切れず、求人条件に書かれやすく、資格手当が付く会社もあるためです。
ビルメン4点セットは「意味ない」と言われる理由
ビルメン4点セットが「意味ない」と言われる背景には、だいたい次のような理由があります。
- 現場によっては、資格を使う場面が少ない(特に冷凍・ボイラー)
- 資格を持っていても、実務経験がないと対応できないことが多い
- そもそも“選任が必要な設備”がない建物もある
- 会社によっては資格手当が出ない/評価に繋がりにくい
ただ、これは裏返すと「現場による」話です。 “使わない現場”があるのは事実でも、“必要になる現場”も確実に存在します。 私は後者に当たった経験があるので、結論として「取っておいて損はない」と感じています。
冷凍三種は本当に必要ないのか?(使う現場はある)
ビルメン業界では「冷凍三種は使わない」と言われることがあります。 私自身も取得した当初は、工場や大型施設でしか使わない資格だと思っていました。
しかし、実際に勤務した官公庁の現場ではデータセンターがあり、サーバーから発生する大量の熱を処理するために冷凍機が稼働していました。 その現場では冷凍三種の有資格者が監督者として選任されており、私は専門業者による定期自主点検や保安検査の立ち会いを経験しました。
- 冷凍設備がある建物(データセンター・大型施設など)では、冷凍の資格が必要になることがある
- 自分が直接“運転操作”をしなくても、立会い・点検・報告の場面で知識が役立つ
- 求人でも「冷凍三種必須」と書かれることがある=持っているだけで選択肢が増える
この経験から、冷凍三種は使う機会が少なくても、必要となる現場は確実に存在すると感じました。 求人を見ていても「冷凍三種必須」と記載されている案件を見かけることがあるため、取得しておいて損はない資格だと思います。
ボイラー2級もまだ需要がある(病院・ホテルなど)
近年はボイラー設備そのものが減少傾向にありますが、病院やホテルなどでは現在も使用されていることがあります。
私が勤務していた病院では貫流ボイラーが設置されており、二級ボイラー技士の資格が必要な現場でした。 そのため、取得した資格を実際に活かすことができました。
「使わない資格」と言われることもありますが、現場によっては今でも重要な資格です。 特に病院は、給湯や滅菌などで熱源が絡むケースもあり、設備の停止が許されない場面もあります。
上位資格が求められる現場もある(1ボ・1冷など)
私が求人を見て驚いたのは、
- 一級ボイラー技士必須
- 第一種冷凍機械責任者必須
という条件の求人が実際に存在していたことです。 特に大型ホテルや官公庁関連施設などでは、上位資格が求められるケースもあります。
つまり、4点セットは「ゴール」ではなく、入口の装備になりやすいです。 将来的にキャリアアップ(年収アップ・より条件の良い現場)を考えているなら、上位資格に挑戦する価値もあると思います。
私がビルメン4点セットを取得して得したこと
① 転職活動で有利だった(応募できる求人が増える)
ビルメン業界の面接では、資格取得に積極的な人は評価されやすいと感じました。 実際に私も面接で資格取得への意欲を評価された経験があります。
また、多くの求人で求められる資格条件を満たしやすくなるため、応募できる求人の幅も広がります。 「応募条件で弾かれない」だけでも、転職ではかなり有利です。
② 履歴書の資格欄を埋められる(見栄えが良くなる)
資格が少ないと履歴書の資格欄が寂しく見えてしまいます。 しかし、ビルメン4点セットを取得していれば資格欄をしっかり埋めることができ、見栄えも良くなります。
これは「盛る」ためではなく、採用側に「やる気がある」「基礎を押さえている」印象を作りやすい、という意味で効きます。
③ 資格手当がもらえた(会社次第だが効果は大きい)
私が以前勤務していた会社では資格手当が支給されていました。毎月の給与に上乗せされるため、取得して良かったと感じています。
私が当時もらっていた資格手当は、実際には次の通りでした。
- 二級ボイラー技士:2,000円
- 危険物取扱者乙種第4類(乙4):2,000円
- 第三種冷凍機械責任者:2,000円
- 第二種電気工事士:5,000円
合計:11,000円/月
当時の私は「これだけもらっていいのか」と思うほど嬉しかったです。
※資格手当の有無・金額・対象資格は会社によって異なります。転職活動の際は「手当があるか」「対象資格」「いつから支給か」を事前に確認するのがおすすめです。
ビルメン4点セットを取得して困ったこと(資格マウント対策)
ビルメン4点セットを取得して困ったこともあります。 資格を持っていると、周囲から「詳しく知っていて当然」と思われることがあるからです。
実際に私は、ボイラーや冷凍機械の細かい話をされた際に答えられず、
「資格を持っているのに知らないのか」
と言われたことがありました。
でも、資格は持っていても実務経験がなければ分からないことはたくさんあります。 中には知識でマウントを取ろうとする人もいますが、気にしすぎる必要はありません。
- 資格=スタートライン。実務は現場で覚える部分が大きい
- 分からないことは「分からない」と言ってOK。その代わり“確認して戻す”姿勢が大事
- 実務経験は後から積める。焦らず少しずつ学べば十分
未経験者向け:4点セット取得の考え方(おすすめの使い方)
未経験からビルメンを目指す場合、4点セットは「これさえあれば安泰」ではありませんが、入口を広げる装備として強いです。
- 求人応募の条件を満たしやすい
- 面接で“勉強できる人”の印象を作りやすい
- 配属後に必要になる現場がある(冷凍・ボイラーは特に)
そして重要なのは、資格を取った後に「どの現場で経験を積むか」です。 資格×現場経験が揃ってくると、転職・年収アップの選択肢が増えていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ビルメン4点セットは未経験でも取れる?
勉強時間は必要ですが、独学で取得を目指す人も多いです。特に未経験の場合は「転職前にどれか1つ取る」だけでも、応募できる求人が増えることがあります。
Q2. 冷凍三種とボイラー2級、本当に使う?
現場によります。ただ、データセンターや病院・ホテルなど、必要になる現場は実際に存在します。使う頻度は少なくても「必要になった時にないと詰む」タイプの資格です。
Q3. 4点セットを取ったのに評価されないのはなぜ?
会社の評価制度や資格手当の有無、配属現場の設備構成で変わります。資格が評価されやすい会社・現場に移る(転職する)ことで状況が変わることもあります。
Q4. 4点セットの次に狙うなら?
キャリアアップ狙いなら、ビル管理士・電験三種・エネルギー管理士などが候補になりやすいです。現場によっては1ボ・1冷など上位資格のニーズもあります。
まとめ
ビルメン4点セットは「意味がない」と言われることもありますが、私は取得して良かったと思っています。
実際に私は、
- 転職活動で有利になった
- 資格手当がもらえた(会社による)
- 現場で資格が必要になる場面があった(冷凍機・ボイラーなど)
というメリットを経験しました。 特に未経験からビルメン業界を目指す人にとっては、まず取得を目指したい資格セットだと思います。 もしビルメン4点セットが必要か迷っている方がいるなら、私は取得をおすすめします。
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