
ビルメン(設備管理)の働き方には、日勤だけの現場もあれば、宿直(当直)がある現場もあります。
宿直勤務は、人によっては「勤務時間が長い」「生活リズムが崩れそう」と敬遠されがちです。 しかし私はこれまでビルメンとして働く中で、宿直現場を3回ほど経験しましたが、正直いうと宿直現場が結構好きでした。
理由はシンプルで、「宿直明け」+「翌日の休み」をうまく使うと、自由に使える時間が増え、資格勉強や趣味、平日の用事をまとめて済ませられるからです。
今回は、私が宿直勤務で「得した」「やって良かった」と感じたことと、宿直現場を選ぶときに気をつけたいポイントを体験談ベースで紹介します。
📌 先に結論(宿直勤務で良かったこと)
- 明け残業が発生すると大変だが、残業代で給料が増えることがある
- 宿直明けの昼間は意外と集中でき、資格勉強がはかどる
- 平日しか開いていない銀行・役所の用事が有給なしで片付く
- 明け~翌休みは時間が長く、趣味に没頭しやすい
- ただし宿直室の環境は現場差が大きいので、可能なら事前見学が安心
宿直勤務ってどんな働き方?(ざっくり整理)
まず前提として、宿直勤務の形は現場によって違います。 ざっくり言うと、日中の通常業務に加えて、夜間も館内に待機し、トラブルがあれば対応する働き方です。
宿直のメリットとして語られやすいのが、明け休みです。 夜をまたいで勤務した後に「明け(明け番)」があり、さらに翌日が休みになるシフトだと、連続して自由時間が確保しやすくなります。
私はこの「自由時間のまとまり」が、宿直の良さだと感じています。
良かったこと① 明け残業で給料が増えることがある
宿直明けに急な欠勤者が出たり、業者立会いが必要になったりすると、明け残業を頼まれることがあります。 また、応援要員として別の現場へ駆け付けることもありました。
もちろん、明け残業は体力的にきついです。 「早く帰って寝たい…」という日もあります。
ただ、その分残業代が発生して給料が増えるのは嬉しいポイントでした。 宿直がある現場は、良くも悪くも「人が足りないと残業が乗りやすい」ことがあります。
宿直明け残業は「稼げる」反面、疲労も溜まります。私は、明け残業が続く現場なら「仮眠環境」「休憩の取りやすさ」も含めて考えた方がいいと思いました。
良かったこと② 資格勉強に集中しやすい(宿直明け活用)
宿直明けの時間を、私は資格勉強にかなり使っていました。 宿直明けにそのまま帰宅せず、フードコートや図書館で勉強することがよくありました。
平日の昼間は比較的人が少なく、静かな環境で集中できます。 家だとついダラダラしてしまうこともありますが、外で勉強すると「勉強以外やることがない」ので、逆に効率が上がりました。
実際に、現在取得している資格の約7割は、宿直明けの勉強時間を活用して取得したものです。
- 平日昼間は席が空いていて集中しやすい
- 「明けの昼に少しやる」だけで継続しやすい
- 翌日も休みなら、焦らずペース配分できる
もちろん眠い日は無理せず休むのが大前提ですが、「宿直=しんどい」だけではなく、使い方次第で武器にもなると思っています。
良かったこと③ 平日に銀行や役所へ行ける(有給いらず)
銀行や市役所は基本的に平日しか利用できません。 宿直明けの時間を使えば、キャッシュカードの再発行や住民票の取得などの手続きをスムーズに済ませることができます。
有給休暇を使わなくても手続きができるのは、地味ですがかなり便利でした。 働いていると「平日にしかできない用事」って意外と多いので、宿直明けがあると助かります。
良かったこと④ 趣味に没頭できる(時間の余裕)
私の場合はプラモデル作りが趣味でした。 宿直明けに朝10時頃帰宅し、そのままプラモデル作りに集中していたら、気付けば夜の23時になっていたこともあります。
翌日も休みなので時間を気にする必要がなく、心に余裕を持って趣味を楽しめました。 「次の日が休み」ってだけで、趣味の没入感が全然違います。
宿直は生活リズムが崩れる側面もありますが、私にとっては「まとまった自由時間ができる働き方」というメリットも大きかったです。
宿直明けの楽しみ(ご褒美メシの威力)
私にとって宿直勤務の楽しみの一つが、明け休みの朝食でした。
特に好きだったのが、すき家のメガ盛り高菜明太マヨ牛丼にチーズをトッピングしたものです。 宿直を頑張った後のご褒美として食べる牛丼は格別でした。
こういう「宿直明けの小さな楽しみ」があるだけで、宿直のしんどさが少し軽くなる気がします。
宿直現場で気を付けたいこと(宿直室は現場差が大きい)
宿直勤務がある現場へ配属される場合は、できれば事前に現場見学をすることをおすすめします。 なぜなら、宿直室の環境は現場によって大きく異なるからです。
- シャワー室が古くて使いにくい
- 仮眠室が狭い
- ベッドが窮屈
- 空調設備が十分でない
宿直は勤務時間が長いため、仮眠環境や設備の快適さは意外と重要です。 求人票だけでは分からない部分も多いので、可能であれば事前に見学して確認しておくと安心です。
- 仮眠室の広さ、寝具(ベッドか布団か)
- シャワー・風呂の使いやすさ、清潔感
- 空調(暑さ寒さ対策ができるか)
- 夜間の対応頻度(呼び出しが多いと眠れない)
- 休憩時間の取り方(ルールや雰囲気)
宿直向き・不向き(私なりの結論)
宿直勤務は、合う人には合うし、合わない人には合わない働き方だと思います。
私が感じた「宿直向き」なのは、例えばこんなタイプです。
- 明け休みを使って勉強や趣味に集中したい
- 平日の用事をまとめて片付けたい
- 夜間は比較的落ち着いている現場で、待機時間が苦にならない
逆に、睡眠が崩れると体調を崩しやすい人や、夜間対応が多い現場に当たると、宿直はかなりしんどくなると思います。 だからこそ「宿直あり/なし」だけで判断せず、宿直室や夜間対応の実態まで含めて確認するのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1. ビルメンの宿直ってきついですか?
現場によります。夜間対応が少なく仮眠が取れる現場なら「慣れると悪くない」と感じる人もいます。一方で呼び出しが多い現場だと、睡眠が取れずしんどくなりやすいです。
Q2. 宿直明けは勉強に向いてますか?
私の場合は向いていました。図書館やフードコートなど「勉強しやすい場所」に寄ることで、家より集中できました。ただし眠い日は無理しない方がいいです。
Q3. 宿直現場に転職する前に確認すべきことは?
宿直室の環境(仮眠・シャワー・空調)、夜間対応の頻度、休憩の取りやすさは確認しておくのがおすすめです。可能なら現場見学が一番確実です。
まとめ
宿直勤務は大変な面もありますが、明け休みを有効活用できるのが大きな魅力です。
私の場合は、明け残業で給料が増えたこと、資格勉強の時間を確保できたこと、平日の手続きを有給なしで済ませられたこと、趣味に没頭できたことなど、多くのメリットを感じることができました。
宿直勤務がある現場への転職を考えている方は、仕事内容だけでなく宿直環境(仮眠室・シャワー・空調など)も含めて確認してみると良いと思います。