ある日、ビル管理士に合格し、さらに昇格試験にも合格した方と話をする機会がありました。
私は次に第三種電気主任技術者へ挑戦するのだろうと思っていましたが、 「電験三種は後回しにして、第一種電気工事士も来年受ける予定です」 と話していました。
その話を聞いた時、私は少し心配になりました。
なぜなら、今は勉強時間を確保できていても、その環境がいつまでも続くとは限らないからです。
昇格すれば仕事の責任が増えるかもしれません。 現場異動で忙しい職場になるかもしれません。 そうなってから資格取得を目指そうとしても、勉強時間を確保することが難しくなる可能性があります。
そのため私は、勉強しやすい環境にいるのであれば、できるだけ早いうちに大きな資格へ挑戦した方が良いと思っています。
ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)に合格すると、次にこう悩む人が多いと思います。
「次は何の資格を取ればいい?」「電験三種は難しいし、1種電工や消防に逃げた方がいい?」「そもそも、合格直後にすぐ勉強を始めるべき?」
私の経験から言えることは、ビル管理士取得後に何の資格を取ろうか迷ったら、最終的には第三種電気主任技術者(電験三種)を目指すのがおすすめだということです。
私自身、何度も挫折しました。第一種電気工事士に逃げようとしたこともありますし、消防設備士に挑戦しようと思ったこともありました。 しかし、結局は電験三種に戻ってきました。
この記事では、ビル管理士合格後の資格選びで迷っている方に向けて、 「なぜ電験三種がおすすめなのか」「いつ勉強を始めるべきか」「1種電工とどっちが先か」「取得して良かったこと」まで、体験談ベースでまとめます。
📌 先に結論(この記事の要点)
- ビル管理士の次に迷ったら、最終的に電験三種を目指すのが一番おすすめ
- 合格直後は燃え尽きるなら4ヶ月くらい休むのもアリ(私もそうだった)
- 勉強法は「テキストで理解→挫折」より、先に問題を解く方が続きやすかった
- 「1種電工→電験三種」より、現役電気主任の助言では電験三種→1種電工が実務につながりやすい
- 電験三種取得で転職・実務・選任の可能性が広がり、年収アップにもつながりやすい
ビル管理士の次に取る資格で迷う理由(みんな悩む)
ビル管理士に合格すると、一定の達成感があります。 一方で、ビルメンとして長く働くなら「次に何を取るか」で将来が大きく変わる感覚も出てきます。
しかも、ここで候補に上がりやすい資格は、どれもそれなりに重いです。
- 第三種電気主任技術者(電験三種)
- 第一種電気工事士
- 消防設備士(甲種)
- エネルギー管理士(エネ管)
そして迷いの根本は、「取った後に自分の仕事がどう変わるのか」がイメージしづらいことだと思います。 私はここで何度も遠回りしました。
結論:最終的に電験三種をおすすめする理由
私の経験から言えることは、ビル管理士取得後に何の資格を取ろうか迷ったら、最終的には第三種電気主任技術者(電験三種)を目指すのがおすすめです。
理由は大きく3つあります。
理由① ビルメンで「強い現場」に入れる可能性が上がる
電験三種があると、受変電設備がある建物(大きめの物件)で評価されやすくなります。 もちろん全ての現場で必須ではありませんが、「電気を見られる人」が必要な現場は確実に存在します。
理由② 実務(電気主任の補助)に絡めると伸びる
電験三種を取ると、電気主任技術者のもとで点検・試運転・停電作業などに関わるチャンスが増えます。 資格がないと、そもそも「その話に混ざれない」ことが出てきます。
理由③ 将来的な「選任」や年収アップの道が見える
選任されれば責任は重くなりますが、その分「手当」「評価」「転職市場価値」につながりやすいです。 私自身も、年収400万円に到達する見込みとなり、資格取得の効果を実感しています。
挫折した私が合格できた勉強法(テキスト→問題優先へ)
正直、私は電験三種の勉強で何度も挫折しました。 「第一種電気工事士に逃げよう」と思ったこともあれば、「消防設備士を先に取ろう」と考えたこともあります。 でも結局、電験三種に戻ってきました。
当時の私は、テキストを読んで理解しようとしていましたが、それがなかなか続きませんでした。
- 読んでも理解できない→進まない→嫌になる
- 「理解できてないのに次へ行く」罪悪感が出る
- 結果、机に向かうのが重くなる
そこで勉強方法を変え、まずは問題を解くことを優先しました。 すると不思議なことに、少しずつ理解できるようになって勉強が楽しくなりました。
結果として、科目合格を積み重ねることができ、最終的に合格することができました。
テキストで完璧に理解してから問題に行くより、問題を解いて「ここが分からない」を炙り出してからテキストに戻る方が、勉強が前に進みやすかったです。
ビル管理士合格後、すぐ勉強するべき?(燃え尽き対策)
私の場合、ビル管理士に合格した直後はそのまま次の資格勉強に取り組みました。 しかし、燃え尽き症候群のような状態になってしまい、勉強を続けることができませんでした。
「次は電験三種だ!」と意気込んでいたものの、なかなかやる気が出ず途中で挫折。
その後、約4か月間は資格勉強から離れました。 すると頭の中がスッキリし、「もう一度頑張ろう」という気持ちが自然と湧いてきました。 その結果、以前よりも真剣に勉強へ取り組めるようになりました。
そのため個人的には、ビル管理士合格後に無理をして次の資格へ進むより、一度リフレッシュ期間を設けるのも良いと思います。
ただし例外もあります。私の場合、消防設備士甲種4類に合格した後は勉強の勢いが続き、そのまま甲種1類も取得することができました。 結局のところ、次の資格へ進むタイミングはモチベーション次第なのかもしれません。
電験三種より先に第一種電気工事士を取るべき?
「まずは第一種電気工事士を取得して基礎を固めてから電験三種を目指そう」 そう考える方もいるかもしれません。 確かに第一種電気工事士の勉強は、電気の基礎知識を学ぶ上で役立ちます。
しかし実際には、第三種電気主任技術者の方が計算問題や理論分野の難易度が高く、求められる知識量も多いです。
私が当時お世話になっていた現役の電気主任技術者からは、
「電験三種を取得してから第一種電気工事士を取得した方が良い」
とアドバイスを受けました。 理由は、電験三種取得後に第一種電気工事士や高圧・特別高圧電気取扱者特別教育を受講した方が、受変電設備の実務と結び付きやすいからです。
私自身も、これから資格取得を目指すのであれば先に電験三種へ挑戦することをおすすめします。
勉強時間を確保できる「今」がチャンス
ビルメンの現場によっては待機時間が多く、勉強時間を確保しやすい場合があります。 もし現在の現場で勉強時間を確保できるのであれば、その環境を活かして電験三種取得を目指してみてください。
将来的に昇格して管理業務が増えたり、現場異動によって忙しくなったりすると、勉強時間を確保することが難しくなる場合もあります。 勉強しやすい環境にいる今こそ、大きな資格へ挑戦するチャンスだと思います。
電験三種を取って良かったこと(転職・実務・選任・年収)
第三種電気主任技術者の勉強をしていると、何度も逃げたくなることがあります。 私自身も途中で挫折し、他の資格へ逃げようとしたことがありました。
しかし今振り返ると、逃げずに挑戦して本当に良かったと思っています。
- 電験三種を取得したことで転職にも有利になった
- 現在は電気主任技術者のもとで実務を学ぶ機会を得られた
- 将来的な選任について話をいただくこともあった
- 年収アップ(私は年収400万円に到達する見込み)につながった
電験三種は決して簡単な資格ではありません。 勉強中は苦しいこともあります。 それでも取得後のメリットは大きく、ビルメンとしての将来の選択肢を広げてくれる資格だと思います。
これからの目標(実務経験を積む)
私の今後の目標は、さらに実務経験を積み、電気主任技術者として必要な知識や技術を身につけていくことです。
そのため、ビル管理士を取得した後に次の資格を目指すのであれば、個人的には第三種電気主任技術者をおすすめします。
また、すでに電験三種を取得している方であれば、次のステップとしてエネルギー管理士を目指すのも良い選択だと思います。
よくある質問(FAQ)
Q. ビル管理士の次は電験三種が定番?
現場や目的によりますが、ビルメンとして「電気側の強み」を作りたいなら定番だと思います。受変電設備がある現場では評価されやすいです。
Q. 電験三種は独学でいける?
独学でも可能だと思います。ただし私の場合は「テキストを理解してから」より「問題から入る」方が続きやすかったです。
Q. 合格後に燃え尽きたらどうすれば?
私みたいに、いったん数ヶ月休んで頭をリセットするのもアリだと思います。勢いが続く人は続けてもOKで、モチベーション次第です。
まとめ
ビル管理士取得後に次の資格で迷ったら、最終的には第三種電気主任技術者(電験三種)を目指すのがおすすめです。 私自身、遠回りして挫折もしましたが、勉強法を「問題優先」に変えたことで、科目合格を積み重ねて最終合格できました。
電験三種は簡単ではありませんが、取得後のメリットは大きく、ビルメンとしての選択肢を広げてくれる資格だと思います。